hide31 2012-11-11 22:17:33
平成14年の旧司法試験の民法択一の問題について伺います。
「Aは、父親Bに無断でBの実印及び印鑑証明書を持ち出し、Bの代理人と称してB所有の土地をCに売却する旨の契約を締結した。その後、Bは、そのことを知らずに。当該土地をDに売却する旨の契約を締結した。」
という前提に於いて
ア、BがAの無権代理行為を追認しても、追認により第三者の権利を害することは出来ないから、Cは本件土地について所有権移転登記を経由しなければ、Dに対し本件土地の所有権を対抗することが出来ない。
の選択肢を正しいとして選んだのですが、解答書では誤りとされました。
解説を読んでもピンと来ないのですが・・?Bの追認によりAは有権代理となり、AからC、AからDへの二重譲渡となり、対抗要件となるのではないでしょうか・・?
よろしくお願いいたしますm(--)m
対抗要件が必要な権利については、116但し書きは適用されない。
通説
「民法概論1」川井 健
アの理由づけが誤っています。
なお、この状態は、排他的競合状態にとどまっています。
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senpai 2012-11-12 08:40:39