lapasion 2013-11-28 08:34:38
勉強方法についてなのですが、過去問のマークの場所だけ集中的に勉強するべきなのでしょうか?それとも過去問や書式のマークがない場所の論点についても集中的にやるべきなのでしょうか?
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不動産実務に知識のない人向けの本
姉小路祐『動く不動産』(角川文庫)
義兄から父危篤の知らせを受けた園山由佳は、両親の離婚で東京で住むようになって以来、十三年ぶりに大阪の地を踏んだ。父親と血のつながらない兄、石丸伸太は、お好み焼き屋をやりながら父の跡を継いで司法書士になっていた。もっとも、“代書屋(司法書士)石丸”の看板が表すように、代書屋ブーやんとして町の人に親しまれていた。そんなある日、伸太の元に美人が訪れ、土地の登記を依頼に来た。ところがその土地は、美人とは別の人間の名前も仮登記されていた。不審を抱いた伸太と由佳は調査を開始し、土地の売り主が詐欺をしようとしていたことを見抜く。ところがその売り主は、ガムテープで密閉された車の中で死んでいた。警察の調べでガス自殺として処理されたが、この一件に裏があるとにらんだ伸太と由佳は、さらに事件の背後を追う。
1991年、第11回横溝正史賞受賞作。
「今日のミステリーは時代と社会を映す鏡でありたい」と夏樹静子が選評で言っているが、そんな言葉がピッタリ来る作品である。1991年、地価が急騰を続けるバブルの絶頂期。それは地上げ屋が幅を利かせた時代である。登記制度という大多数の読者には難しい制度を説明するのに、代書屋の兄と、何も知らない妹を配置した設定は、ありきたりかも知れないがうまいと思う。大阪弁で書かれているせいかもしれないが、伸太の説明は庶民にとってもわかりやすい。標準語で書かれるより言葉が脳に染みていくのは、気のせいだろうか。そして読者は、登記制度の不備をそのままにしている政府と、不備を利用して儲けを企む地上げ屋たち、さらにはその土地を買い上げる銀行や大手不動産たちに怒りを覚えることだろう。怒りを覚えた時点で、このミステリは成功したも同然である。
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senpai 2013-11-28 17:21:07
手続法は、イメージがわかないと面白くなりません。
上記は、昔新人研修にも使われたと聞いています。
こんなものもあります。
バーテンダー司法書士楓の事件ノート
通常販売
司法書士 近藤 誠
ひみつの法律相談所へようこそ。
定価 1,365 円(本体 1,300 円 + 税)
四六 判/ 256ページ
2013年11月29日 発行
ISBN 978-4-426-11739-9
*ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
senpai 2013-11-30 14:53:42
lapasionさんこんにちは。
前回も回答させてもらいましたが、lapasionさんは不動産登記法が苦手なんでしょうね。
でも苦手だと思っている方は他にもたくさんいますから、全然焦らなくても大丈夫です。
将来的に合格する為には、万遍なくやるべきだと思うのですが、
初学者の方が優先するべき箇所は、過去問で複数回問われている論点だと思います。
過去問の中にも難しい論点はありますので、そういうのは後回しにしていいですよ。
キチンと理解しながら学習を進めていく事ができれば理想的ですが、理解できないからといってずっとその場所で止まっていては先に行けませんから、1回不動産登記法の勉強をある程度のところまで進めてみてはいかがですか?
できれば、不動産登記法の講義・前半部分の根抵当権とか住所変更登記のところまで。
わからなければまた戻ればいいことですし、戻って2回目の受講になると案外理解しやすくなったりもしますよ。
不動産登記法に限らず、初めて勉強する事を、最初から全部理解するのは常人には不可能です。
まず基礎部分である骨格を作って、その後に応用知識を肉付けしていく。というのはよく言われる事です。
しかし、そもそもどれが基礎部分であるのか?これを判断するのが初学者には難しいんですよね。
lapasionさんは、アウトプット講座は取られていますか?
受講されているのでしたら申し訳ありませんが、もし取られていないようであれば、アウトプット講座の受講も検討してみてはいかがでしょうか。
インプット講座だけよりずっと早く理解が深まると思いますよ。
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seawind 2013-11-30 14:14:38