司法書士の勉強中に発生する疑問を解決する質問広場

民法/学説の勉強法

yamamocchi 2012-04-28 09:28:13

司法書士の勉強をして3か月になるものです。
私は行政書士試験勉強を約三年やってますので
民法の要件等は比較的理解しやすいのですが
学説に関してはいまいち理解しにくいところがあります。
うまく学説が頭に入る勉強法などがありましたら
ご教示いただきたく
ご配慮をお願いいたします。

yamamocchi

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はじめまして。学説を頭に入れた(記憶学習)ことはありません。「あ,この学説知ってる。こうこうこうだから,答えはこうだ。」というように学説に関する問題に対処することは司法書士試験に合格するために必須だとは感じていません。学説問題はその場で迅速な思考,判断力を問うものだと思いますので,暗記に向かないと思います。他の人が確実に得点してくるような基本をまず完璧にして,その基本を応用して,学説問題に対処し「なんとなくこっちかな正解は」程度の答え方でよいと思います。

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children14 2012-04-08 08:46:10

結論からいうと必要です。ただし、問題は「どのような対策をとるか?」ということです。よく「学説問題対策」と称して難しい学術書をすすめたり、司法書士試験ではなく司法試験の過去問をすすめたりする人がいますが、これはまったくナンセンスです。余暇として楽しむ分にはよいでしょうが、「学説問題」といわれるものの対策には決してなりません。そもそも多くの受験生には他にやるべきことが山のようにあるため、そんな暇はないです。

まず必要なのは分析です。過去問を年度別に見ていくと、年を追うごとにかなり長文の問題が増加しています。これは確かに「学説問題」とか「考えさせる問題」といわれる種類の問題が増えているためです。司法書士に簡裁代理権が与えられ、登記実務以外の仕事ができる能力が求められるようになっているわけですから、「考える力」が重視されるのは当然ともいえます。

一口に学説問題といってもその性質はさまざまです。たとえば、① 単に国語の問題に過ぎないもの。平成12年の午前の第9問や第24問などがこれにあたります。言葉が専門用語で難しいだけのことで、問題としては大学入試レベル。また、② 形式は学説問題だが、何度も過去に出題されたテーマの焼き直しに過ぎないもの。平成12年午前の第1問がこれにあたります。1問目に長文の問題をもってくるのはよくある手で、いわば「こけおどし」です。おどされなければなんてことのない問題です。最後に、③ その他。平成12年午前の第6問は①にも②にも該当しません。これは知っていればなんでもない問題なのですが、それまであまり問われたことのないテーマですし、本試験会場の独特な雰囲気の中で答えを出すのは厳しいかな、という気がします。この問題は答えがあるからまだいいですが、答えがない、あるいは答えが2つ以上ある問題も毎年何問かは出ます。このような問題は出題者の意図をできるだけ汲んだ上で、最もリスクの少ない選択をするしかありませんが、間違っていてもよいと割り切りましょう。合格すればそれでよいのであって、満点を取る必要はないからです。

「満点を取るための勉強スタイル」にならないようにすることは非常に大切です。いわゆる「学説問題」について考えておくべき点はこれぐらいではないでしょうか。つまり、上記のような事柄について、過去問分析をしたうえで十分に納得しておくことこそが、必要とされる「学説問題対策」だと考えます。長文失礼しました。

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yk427  2012-04-10 15:13:17

お礼の返信が遅くなって申し訳ありません。
丁寧なコメントありがとうございました。
感謝します。

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yamamocchi  2012-04-28 09:28:13

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