司法書士の働き方と言われ、まず思い浮かぶのは、独立開業だと思います。そのイメージ通り、司法書士は、独立開業がしやすい資格であると同時に、その難易度や専門性から就職にも有利です。
司法書士の魅力の一つは、他の資格と比較しても独立開業が比較的容易だということです。 試験で学習する内容が実務に直結しているため、試験合格後に短期間で独立開業することも可能です。また、資格によっては、合格後に実務経験を積んでからでないと登録ができない資格もありますが、司法書士は試験に合格すると、すぐに登録し、独立開業することが可能です。
独立開業後、司法書士の代表的な業務は登記申請です。不動産売買や企業設立などの一定事項は、登記することが法律で義務づけられており、司法書士に対するニーズは、幅広く底堅いものです。また、高齢社会の進展や社会における法的サービスのニーズの高まりなどによって、司法書士の業務範囲はますます拡大しています。
司法書士の資格は、宅建・土地家屋調査士などの不動産系資格の中でも最も難しい資格と言われ、法律系の資格としては司法試験に次ぐ難易度の資格として認知されており、司法書士資格は就職においても、企業内での評価においても、非常に強いアピール力を持っています。不動産業界以外でも、銀行・保険などの金融業界や、法律の専門家として一般企業の法務部でも、高い評価を獲得できる資格です。
また、将来的に独立開業を目指す場合であっても、多くは、最初司法書士事務所などに勤務しながら実務経験を積んで、独立開業するためのノウハウや実力を養うと同時に、開業資金を貯めていくようです。しかし、報酬面では一般企業への就職と比べると、司法書士事務所への就職は、事務所によってばらつきがあり、あまり高くない場合もあるようです。
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