過去問って?

「過去問を一回も解かずに合格した」という合格者は、まずいません。ほとんどの合格者は、合格までに過去問を何回も解いています。過去問は1回まわせばオッケーというものではありません(何年分もの過去問を一通りすべて解くことを「まわす」といいます)。何度も何度も解いて、重要な過去問であれば、何番目の選択肢が正解かを覚えてしまうまで、とことんやりましょう。

司法書士試験過去問の勉強法

司法書士試験の出題範囲は非常に幅が広く、必要となる知識も膨大です。このため、端から順番につぶしていくような勉強方法では、短期合格は不可能です。司法書士になるために必要とされる力量は、これまでもこれからも変わりませんから、試験の合格に求められる知識も同じです。つまり、重要過去問は何度も出題されるのが当然なのです。
だからこそ合格をするためには、過去問の勉強が重要です。過去問を解くことで、学習すべき範囲が明らかになります。 このように言うと、過去問の学習は、試験に受かるためだけの勉強のように思えますが、そうではありません。何度も試験に出題される内容は、法律を理解するために重要な部分です。つまり、過去問の内容を理解することは、法律の理解を深めることと同じです。

次に、過去問の勉強法についてです。過去問一年分を、試験と同じ時間内で解くような方法も、試験勉強の一つとしては必要なのですが、日々の勉強法としては、講義やテキストで学んだ範囲ごとに同じ範囲の過去問を枝単位で、解くことが必要です。学んだ内容が、本試験でどのように出題されているかを知ることで、実際にどのように試験では問われるのかを確認するとともに、知識の整理ができます。そして、この時の勉強法として最も重要なことは、正解できるかどうかよりも、× となる枝のすべてについて、なぜ × になるのかまできちんと理解することです。そうすることで、違う角度から同じ範囲について問われたとしても、対応できる力が身に付きます。

 

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