司法書士試験(民法)の勉強法

もっとも出題が多いのが民法です。もともとの条文が非常に多く、判例も多いです。
勉強を始めて一番おもしろいと感じるのがこの民法ですが、やってもやっても、これでもかと論点が出てきます。最初は細かいところにとらわれず、基本論点のみを最後まで勉強してしまったほうがよいでしょう。そうしない事にはいつまでたっても全体がつかめません。全体を通して勉強すれば、各制度のつながりも見えてきます。

そして、ある程度のレベルに達するとまた大きなカベにぶち当たります。ちょっとぐらいがんばっても点数に反映されない、点数が伸びないという時期です。しかし、それは1つのステップです。点数が安定しないのは、まだ知識が不安定だからです。誰もが経験します。知識があいまいな部分を比較・整理して、ひたすら繰返せば間違いなくワンランク上の世界が見えてきます。
「A説とB説を比較して、A説の立場に立てばどうなるか?」という推論問題が最も多く出題されるのも民法ですが、最初から学説に突っ込んでいくのはお勧めできません。頭が混乱するだけです。

ほとんどの問題は判例・通説のみで正解できます。しかも、推論問題でも2つの説の一方はたいてい判例・通説です。その知識が理由の部分まで確実ならば、ほとんど正解できます。その場で考えて解ける問題など少ないのです。やはり、問題は知識で解くものです。

 

司法書士質問掲示板に投稿するには?

質問広場は こちら です。

司法書士関連リンク(広告)

 

<特集>司法書士の独学勉強法

司法書士なんでも百科!